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Jag kommer hem igen till jul

​監督:Ella Lemhagen

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クリスマスも間近に迫ったアドベント最終週、本企画ラストの更新では、スウェーデンで先月より公開された最新クリスマス映画をご紹介します🎄🎶

これまでご紹介した映画からも分かるように、美味しいご馳走や心温まるプレゼントはデンマークやスウェーデンの人々にとって理想のクリスマスには欠かせないものですが、一方で音楽もまたその大事な要素の一つであると言えます。

今回ピックアップする映画 Jag kommer hem igen till jul (2019)は、『パトリックは1.5歳』Patrik 1,5 (2008)、『ローマ発、しあわせ行き』All Roads Lead To Rome(2015)等の監督として知られるスウェーデン出身の映画監督Ella Lemhagenがメガホンを取り、ある音楽一家のクリスマスのひとこまを描いた新作長編映画です。物語は世界的に有名な歌手である主人公、Simonがクリスマスを祝うため、妻子と共にスウェーデンの実家へ久々に帰省するところから始まります。兄のAndersにクリスマスコンサートのコーラスに参加するよう説得されたSimonはその準備を進めていきますが、才能あるSimonの陰に隠れて生きてきたAndersにとって、このコンサートは兄弟間の確執をめぐる重要な意味を持っていました.そして久々に集まった一家団らんのひと時は古い記憶を呼び覚まし、Simonは帰省をきっかけとして、それまで長年埋もれていた一家の秘密と隠されてきた問題に対面することとなります。

クリスマスコンサートの行く末は?

そして音楽の力は果たして家族をまた一つにできるのでしょうか?

主演を務めたPeter Jöbackはスウェーデンの歌手、またはミュージカル俳優としても知られる有名なアーティストで、本作は彼にとって映画初主演作となりました。2014年『オペラ座の怪人』記念公演でファントム役を演じた彼は、同年に来日し日本でのCDデビューも果たしています。

Jag kommer hem igen till jul(訳:我が家に帰るクリスマス)”は、Jöbackが2002年に出したクリスマスソングアルバム、及びその収録曲と同名タイトルとなっており、本作の公開にあたり彼は同曲をセルフカバーしています。

​そして映画からは新曲"När natt flyr"も発表され、彼の伸びやかで力強くも優しい歌声がクリスマスの一夜に訪れる感動を演出します(ミュージックビデオはこちらから)。

今年の冬は皆さんも是非、スウェーデンの音楽を聴いて素敵なクリスマスをお過ごしくださいね!🎵🎄

以上がアドベントにちなんで選んだ計4本のデンマーク・スウェーデンのクリスマス映画の紹介でした!本企画を通して、皆さんに両国の伝統とカルチャーを少しでもお伝え出来たら幸いです。それでは皆さん、また来年のクリスマスにお会いしましょう。

Glædelig jul og godt nytår!/ God  jul och gott nytt år!

(メリークリスマス!そしてよいお年を!)

(スウェーデン語4年 大鋸瑞穂)

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