作:Ulf Nilsson(ウルフ・ニルション)

絵:Anna-Clara Tidholm(アンナ・クラーラ・ティードホルム)

Adjö, herr Muffin

さようなら、マフィンさん

 モルモットのマフィンさんは7才のおじいさんです。むかしは、キュウリまるごと1本をかつげるほどの力もちでした。そんなマフィンさんのところに、ある日、飼い主の女の子から1通の手紙が届きます。飼い主の女の子で、お父さんからマフィンさんはもうおじいさんだからもうじき死ぬかもしれないって聞かされて、マフィンさんに手紙を書くことを思い立ったのです。その手紙をきっかけに、マフィンさんは、いろいろなことを思い出し始めます。奥さんのビクトリアのこと、かわいい6匹のこどもたちのこと…。これまでの人生をふりかえり、自分がとても幸せなモルモットだったのだと気付くマフィンさん。でも、だんだん元気がなくなってきます。女の子もマフィンさんのことが心配でなりません。このお話では、「死ぬこと」「別れること」は「お休みすること」だと、子供に伝えられています。「死」という重いテーマはどうやったら子どもにもわかりやすく伝わるのでしょうか? そんなことを考えさせてくれる絵本です。

 原作者のウルフ・二ルションさんはスウェーデンではとても活躍している絵本作家さんで、ユーモアとシリアスさをバランスよく描いている作家さんです。スウェーデン語が原作の絵本ですが、日本では絵本よりも、デンマーク人の俳優さんによる人形劇がとても人気で、何回も公演されています。

​(田辺 欧)

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