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作:Ulf Nilsson(ウルフ・ニルション)

絵:Eva Eriksson(エヴァ・エリクション)

Alla döda små djur

どうぶつ葬儀屋さん

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 この絵本の作家は12月6日に紹介した『さよならマフィンさん』と同じ、ウルフ・ニルションです。テーマも『さよならマフィンさん』と似ています。子どもと一緒に「いのちの大切さ」について考える本です。

あるたいくつな夏の日、エステルとプッテそしてボクの3人は、会社を作ることにします。それは自分たちの家のまわり、森の中や住んでいる動物が死んだら、お弔いをしてあげるための葬儀屋さん。ボクたちは動物たちに世界で一番のお葬式をしてあげようと準備を始めます。お葬式ではかならず、詩を作ったり、歌を歌ったりします。行く先々で出会う、いろんな動物のお葬式をしていくうちに死んだ動物を怖がっていた一番年少のボクは少しずつ変わっていきます。さいごに分かったこと。それは「いのちはいつか終わるものなんだ」ということでした。

 作者ニルションは現在70歳。これまでに100冊以上の絵本を手がけてきたスウェーデン児童文学の中の大御所です。彼は大の動物好きだそうで、彼の絵本にはいつもいろんな動物が登場します。この本は絵も素敵です。絵を担当しているのはエヴァ・エリクション。彼女の挿絵はどの本もとても色が優しく、日本でもとても人気があって、たくさん紹介されています。

​(田辺欧)

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