Glædelig Jul !

今日はJuleaften(クリスマスイブ)です。12月1日のアンデルセンに戻ってきました! オススメのクリスマスソングjulesangをアンデルセンの詩と今年生誕200年を迎えるゲーゼ(Niels Wilhelm Gade:1817-1890)との合作で紹介します。まずは作曲家ゲーゼのことを簡単にお話ししましょう。楽器職人の子として生まれたゲーゼは最初バイオリン奏者でした。ようやく1842年に作曲家としてデビューしますが、25歳にして作曲した「交響曲第1番ハ短調」はコペンハーゲンでの初演を拒否されます。ところが当時すでに作曲家・指揮者として名を成していたメンデルスゾーンに恐る恐る楽譜を送ったことで思いもよらない幸運が拓けます。メンデルスゾーンの指揮のもとライプチッヒのゲヴァントハウス管弦楽団で初演され、大成功を収めたのです。その後メンデルスゾーンやシューマンとの親交を深め、メンデルスゾーン早世後はゲヴァントハウスの首席指揮者を務めるのですが、1848年の第一次スリースヴィ=ホルスティーン戦争を機にふたたびデンマークに帰国します。ゲーゼの生涯をたどってみると、不思議とアンデルセンと酷似(アンデルセンは靴職人の子、ゲーゼは楽器職人の子、ともに初作はドイツで認められたこと、メンデルスゾーンやシューマンと親交を結んだことなど)しています。

さてお贈りする詩のタイトルは、本日に相応しく“Barn Jesus i en Krybbe laae ”(「馬槽のなかのイェスさま」)です。詩自体はすでに1832年に完成、翌年の年鑑の最終月12月に掲載されますが、ゲーゼが詩にメロディーを付けたのは1859年です。今日は童話作家としてではなく、生涯800編を超える膨大な詩を書き残した詩人アンデルセンに思いを馳せましょう。皆さん、良いクリスマスを良いお年を。