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ヨーロッパ文芸フェスティバル2022 (11/22〜27)
28-11-2022

ようやく対面(一部オンライン)での開催を迎えられた「ヨーロッパ文芸フェスティバル」!!

100年を記念する作家や作品が多く存在する今年は、「ヨーロッパ文学の100年」をテーマとしたイベントとなりました。

2日目となる24日にデンマーク、スウェーデンのトークイベントが行われました。

   デンマークは「アートと科学―『フィン・フォトンさんの量子力学』と『失われた夏』」という題材で、量子力学者ウルレク・ブスク・ホフ氏と絵本作家ヤン・イースボー氏が登壇しました。アートと量子力学の融合として生まれた児童書『フィン・フォトン』シリーズ刊行の背景について、また大人と若者に人気のスリラー小説『失われた夏』に見られるようなグラフィック・ノベルにおける科学と芸術の相互作用についても語られました。

 

 スウェーデンは「子供たちに語る-文化の違いを乗り越えてどのように働くか」というテーマでのイベントでした。日本在住のイラストレイターであるユリア・ハンソン氏や翻訳者のきただいえりこ氏、編集者の松原あやか氏が登壇し、魅力的な児童書とはどのようなものか語られました。また、スウェーデンは子供や青年向けの本で国際的な成功を多く収めており、海外の児童書を日本市場に紹介する際の課題についても話がありました。

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100年のヨーロッパ文学の歴史と現在を振り返り、未来に想いを馳せる6日間となりました。

ヨーロッパ文芸フェスティバル2019 (11/2~4)

30-10-2019

一昨年、昨年と好評に終わった「ヨーロッパ文芸フェスティバル」が今年も開催!11月2日(土)~4日(月・祝)の3日間「越境する欧羅巴文学」をテーマに、ヨーロッパ各国の作家や文学者、翻訳者が一堂に会し、対談やパネルディスカッション等を通してヨーロッパ文学を紹介します。初日はスウェーデンより『窓から逃げた100歳老人』Hundraåringen som klev ut genom fönstret och försvann(2009)の作者、ヨナス・ヨナソン氏が登壇。また同日には北欧各国の言語の翻訳者が情報を交換し、ともに翻訳技術を磨く会として昨年発足した「北欧語書籍翻訳者の会」による、北欧文学及びその翻訳にまつわるパネルディスカッションも行われます。他にも、既に日本を含む各国の言語に翻訳され、数々の賞を受賞しているデンマーク発のグラフィックノベル『ゼノビア』Zenobia(2016)の著者、モーテン・デュワー氏本人による朗読会など、魅力的な催しが目白押しです(各イベントは要事前申込)。このフェスティバルを通して、より多くの方々がヨーロッパ各国の文学に興味を持っていただけるよう願います!詳細、イベント申し込みはこちらから。

阪急で北欧フェア2019、北欧映画祭が同時開催!

22-05-2019

昨年大好評だった阪急の北欧フェアが今年も帰ってきました!北欧映画祭も同時開催され、北欧のライフスタイルを知って北欧をより身近に感じるチャンスです!映画祭で公開される作品は以下の5作品。かもめ食堂(フィンランド)、バレエ・ボーイズ(ノルウェー)、シンプルシモン(スウェーデン)、バベットの晩餐会(デンマーク)、馬々と人間たち(アイスランド)。

公式HP  https://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/hokuou_eigasai2019/index.html

北欧フェアではフィンランドを中心に北欧五か国からの雑貨、ファブリック、食品が大集合!様々なワークショップや北欧の民族楽器のライブも楽しめます。

公式HP http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/nordic2019/index.html

Nordisk Råds Litteraturpris (北欧理事会文学賞)2018 のノミネート作品が発表になりました!

21-02-2018

北欧理事会(Nordisk Råd)により毎年発表される文学賞、Nordisk Råds Litteraturpris の2018年ノミネート作品が発表になりました。デンマークからは、Vita Andersen (1942 - ) による長編小説 Indigo と、Caroline Albertine Minor (1988 -) による短編小説集 Velsignelser が選ばれています。またスウェーデンからは、Gunnar D Hansson (1945 -) による詩集 Tapeshavet と、Agneta Pleijel (1940 - ) による長編小説 Doften av en man が選ばれています。発表は毎年10月頃に行なわれます。

Blixenprisen 2017が発表になりました。

20-05-2017

5月19日、王立図書館(ブラックダイヤモンド)にて、今年のBlixenprisenの受賞者が発表になりました。

デンマーク人女性作家 Dorthe Nors 著 Spejl, skulder, blink がブッカー国際賞にノミネートされました!

24-04-2017

2017年のブッカー国際賞作品に、デンマーク人作家Dorthe Norsによる Spejl, skulder, blink の英訳版 Mirror, Shoulder, Signal(訳者 Misha Hoekstra)がノミネートされました。ブッカー国際賞の発表は6月14日、Dorthe Nors の作品が選ばれのかどうか注目したいところです。

デンマーク人作家 Jan Sonnergaard が急逝。

21-11-2016

デンマーク人作家 Jan Sonnergaard が、11月21日滞在先のベオグラードのマンションで亡くなったことがわかりました。53歳でした。ベオグラードには、自身の著作が初めてセルビア語に翻訳されたためそのお祝いと次回作の取材を兼ねて滞在していたとのことです。

Jan Sonnergaard は1997年短編集 Radiator でデビューをします。この短編集は10万部を売り上げ、デンマークではベストセラーとなり、コペンハーゲン大学で文学を学んだのちに無職であった Jan Sonnergaard は一夜にして現代デンマークを代表する人気作家となったのです。とはいえ、コペンハーゲン大学在学中から、アカデミズムにおける文学の取り扱い方に不満を持っていた Jan Sonnergaard は、デンマークの文壇からも距離を置き、1年のうち3ヶ月を海外での取材活動に費やし、デンマークに滞在しているときは人気作家になる以前から住んでいた Nørrebro のアパートで過ごしていたそうです。

彼は著作を通じて、デンマーク社会に存在する「なぜだか非常に裕福な生活を送っている人たち」と「なぜだか非常に貧しい生活を送っている人たち」に焦点を当てることが多く、そうすることで人間社会にある理不尽な違いと、それでも存在する彼らの中にある人間としての共通性などを浮き彫りにしていきました。

筆者は十数年前に Radiator を読みました。これも彼の作品の多くに共通していることかもしれませんが、どの短編にも少し暗い、陰鬱な、またときには恐怖を与えるような印象があったことを覚えています。ただその小説の舞台になっているのが、実際にデンマーク人たちが生活をしている場所であったので、親近感を覚えるとともに、少し読んでいて怖かったのがとても印象的でした。

​この先も末長く作家活動をしていくとばかり思っていた作家だったので、非常に残念です。

デンマーク・ルイジアナ美術館での文学ウィーク

19-09-2016

2016年8月18日〜21日の4日間、デンマークのルイジアナ現代美術館にて、「文学ウィーク(litterature uge)」というイベントが行われました。これは2010年に始まったイベントで、開催期間中にはデンマーク人作家のみならず、世界的に名の知られた作家や新進気鋭の若手作家を招き、ルイジアナ美術館の4つの異なるステージを設け、そこで朗読会や作家同士の対談などが行われるといった内容です。

デンマーク人作家たちが古典を語る

25-07-2016

​この夏、DR(デンマークラジオ)では、8人のデンマーク人作家たちが世界各国の古典作品について語るという番組を放送しています。それぞれの作家たちが何故のその作品を選んだのか、そしてその作品が彼ら自身の創作にどのように影響を与えているのか聴いてみましょう。

Blixenprisen 2016:2016年ブリクセン賞が決定!

30-05-2016

Blixenprisen(ブリクセン賞)は、2015年にDansk Forfatterforening(デンマーク作家協会)と Dansk skønlitterære Forfattere(デンマークフィクション作家協会)によって新設されました。これは、デンマーク語で書かれた作品を対象とした賞で、①フィクション作品、②ノンフィクション作品、③絵本・児童書、④書店、⑤編集者、⑥イラストレーター、などの多岐にわたる部門においてその年の受賞者を選定し、表彰しています。

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